KURO「RADIO NEXUS」7月10日放送後記

RADIO NEXUS、水曜日を担当するKUROです。
もうすぐ「海の日」。三連休は天気が良いといいですね。

さて、今回番組の冒頭で朗読したのはこちら。

【自分ひとりで思いつくことなんてあまりにも小さい。目の前の相手と向き合ってそこから生み出せばいい。そのことに気がついて僕は少し楽になりました。流されるからこそ遠くに行けるのだと。】
(箭内道彦『サラリーマン合気道』から)

あの「NO MUSIC, NO LIFE」を考案したクリエイター、箭内さんの本です。以前NHKでやっていた『トップランナー』にお邪魔したときにお世話になりました。大変腰が低い人で、すごく印象が良かったことを覚えています。(そういえば、HOME SWEET HOMEを聴いて泣きそうになったって仰ってたな~)箭内さんはご自身もミュージシャンということもあって、非常に“こちら側”な感じがあります。考え方が柔軟で、豊かで、僕はとても好きです。この本の内容も「アイディアは書き留めない」、「会議に参加しない」など、目から鱗な発想が多く、すごく勉強になります。「人間は脱力が大事」それはダラけるということではなく、余分な力を入れないということ。僕もそんな風に物作りをしていきたいです。

未来に残したい本、題して『BOOK TO THE FUTURE 2』ではこちらをご紹介しました。

ジェームズ・レッドフィールド『聖なる予言』

十代の頃の僕に決定的な影響を及ぼした作品です。今思えば最初に読んだ哲学書かもしれません。とはいっても、そんな堅苦しいものではなく、きちんと小説になっている冒険書です。

南米ペルーの森林で古代文書が発見され、そこに人類の英知が九つ書かれてあって、一つ一つ発見していく物語です。読者はワクワクしながら「次はなんだろう?」って思いながら読めます。ちなみに、第一の知恵は「変化のきざし」で、人は偶然の一致によって導かれると書いてあります。つまり、すべては“偶然に起きているようで必然だ”ということです。今でこそなんだかよく聞くようになったフレーズですが、当時この発想は画期的でした。十代だった僕にとって、以来、目の前に起きることはメッセージだと感じるようになり、人生がとても尊いものになりました。この本は必要な人に必要なタイミングで巡ってくると思うので、ぜひ気になった方は手に取ってみて下さいね。

自分の音楽的ルーツを深堀する『BACKGROUND MUSIC』では、リッチー・バレンスを紹介しました。
活動期間たった一年。17 歳のときに飛行機事故で亡くなってしまった、『ラ・バンバ』で有名な歌手です。そして、僕のカラオケの十八番でもあります(笑)
だいたい一発目に『ラ・バンバ』を歌って、あとはずっと人のを聴いているというパターンが多いです。それはそうと、彼のことがこれだけ好きになった理由は自伝映画でした。なぜかアメリカでずっと再放送され続け、誰もがみんな一度は必ず観るのです。僕はドハマリしてしまって、繰り返し観ていくうちにいつの間にか『ラ・バンバ』が歌えるようになりました。だけどスペイン語なので、未だに何を言っているのか分かりません(笑)彼が搭乗した飛行機には他にもバディ・ホリーやビッグ・ボッパーが乗っていて、一気に三人の偉大なるミュージシャンが亡くなってしまい、それは後に「音楽が死んだ日」と呼ばれるようになります。
音楽はこうして歌い継がれますが、それにしても若いですよね…。
僕はこれからも『ラ・バンバ』を歌い続けます!

今日のBから始まる『B-STYLE』は、Basicでした。
基本中の基本はラジオ体操ということに行き着きました(笑)僕らぐらいじゃないですか? これ流したの。「うたパス」アプリって凄いですよね。ラジオ体操第一まで聴けちゃうんですから(笑)どうぞ朝はこれをポチッとやって一日を始めてみて下さい。マジで真剣にやったらえらい汗かきますよ! いい運動になります。

さて、次回の放送は7/17(水)になります。(ディレイ放送は翌週の土曜日15時から!)

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あなたの貴重な一時間が、僕のラジオを通してまた素敵になりますように。
これからも音楽や本が楽しく響いてくる番組を目指します!

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KURO