オオサカ=モノレールのタイトでストイックなリズムの刻みに衝撃を受けました(在日ファンク/浜野謙太)

アーティストたちが影響を受けてきた音楽や、100年後も誰かの心に残っていて欲しい曲をテーマにしたラジオプログラム「KKBOX presents 897 selectors」(隔週木曜日20時からInter FMでOA中/DJ:野村雅夫)をBSCラジオで再放送!


今回のセレクターは、在日ファンクのヴォーカリスト、浜野謙太さん、ギタリストの仰木亮彦さん。ジェイムス・ブラウンからの流れを汲む音楽、ファンクを追求すること10数年。昨年の11月、ニューアルバム「再会」をリリースした、在日ファンク。バンドのレパートリーのほとんどを手がけている、浜野謙太さんと、仰木亮彦さん、それぞれの、音楽のルーツ、影響を受けたアーティスト、そして「100年後も誰かの心に残っていてほしい曲」とは?

▼10代の頃に節目となった曲

◯Little Brown Jug / Glenn Miller Orchestra(浜野謙太選曲)
小学生の時に「グレンミラー物語」を観にいって大興奮して好きになったんですよ。それから中学生にかけて、白人の大衆感のあるスウィング系のビックバンドをよく聴いていた感じですね。始まりのベースのシンコペーションに悶えまくりました(笑)。


◯What’s Going On / Danny Hathaway(仰木亮彦選曲)
ギターやり始めってみんなロックから始めるんですけど、僕は全然ピンときてなくて。その頃、家がお寺だった友達がいたんですけど、そこの住職がクラプトンを教えてくるんですよ、自分に(笑)。そこからブルースとか聴いているうちにダニー・ハサウェイに出会って、内包している熱気にやられてしまいました。

▼音楽活動を始めてから影響を受けたアーティストや音楽

◯What It Is.. What It Was Pt.1 & Pt.2 / オオサカ=モノレール(浜野謙太選曲)
オオサカモノレールのタイトでストイックなリズムの刻みが、聴いたことのない音楽だったんです。中田亮さん(オオサカ=モノレール)がジェームス・ブラウンを聴きまくって研究しての結果なんだけど、あとから話を聞いても何でそういう音楽になるかよくわからなかった(笑)。自分はジェームス・ブラウンを聴いた時より衝撃を受けたという感じですね。


◯幽霊の気分で / 坂本慎太郎(仰木亮彦選曲)
在日ファンクで僕も歌詞を書く機会が増えきたんですが、日本語ってファンクにしずらいんですね。自分なりのやり方を考えていた時に坂本慎太郎さんに触れて。歌詞はどこにでもある言葉なんだけど、それを組みあわせた時に非常にファンクネスさが溢れていたり、新しい感覚なを感じましたね。勉強になりました。

▼100年後も誰かの心に残っていて欲しい曲

◯Sex Machine / James Brown(浜野謙太選曲)
やっぱりいいですね。この時代の録音の音質とかすごく好き。メインのメンバーが怒っていなくなっちゃった頃なので、俺の好きなジェームス・ブラウンの好きなホーンとか入ってないんですけど、このベースラインがどこまでも変態で。アタマのとこの「チヤッ チヤッ チヤッ」とか音を取れないんですよ、俺(笑)。


◯Quebra Mar / Luiz Bonfa(仰木亮彦選曲)
100年後もより多くの人に残っていて欲しいという気持で選びました。ギターの弾き方はいま聴いても新しいです。こういうものをやりたいから、こういう弾き方をしたというのが伝わってくるんですよね。エフェクターとかがない時代に、どうやってエフェクティブな音を出すとかを考えて曲を作っていた人です。

▼在日ファンクの現在

仰木:いまは再確認したタイミングですかね。ツアーの流れも良い感じでした。新しいメンバー(橋本“KIDS”剛秀)も熱いし、朝まで一緒に飲んだりしてます。

浜野:仲いいよね。そのメンバーって自分の友達(橋本“KIDS”剛秀は浜野が率いるNewdayのメンバー)なんだけど、この前酔っ払いながら「僕は浜野君より、仰木君が好きだ!」って言ってました(笑)。

浜野:ずっとやっていられるグルーブってファンク・ミュージックには大事なことなんですけど、12年間ずっとそのテーマと格闘してきた感じですね。アルバム『再会』を作っている時にみんなで再確認したのが、「Sex Machine」が永遠に稼働しているようなグルーブをずっとやっていきたいねということでした。

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