KURO「RADIO NEXUS」8月21日放送後記

お盆はどこにも行かなかったよ。
RADIO NEXUS、水曜日を担当するKUROです。

さて、今回番組の冒頭で朗読したのはこちら。

【街角から歌は生まれないのか。僕は今こそ路上の詩人の言葉が必要なのだと思う】
(須藤晃『尾崎豊 覚え書き』より)

尾崎豊のプロデューサーから語られた本です。
一番近くで見ていた人だけにとても生々しいです。出会いから名盤『誕生』リリースまで。音楽に命を捧げた男の軌跡がわかります。当時、須藤は40歳で尾崎は16歳!早熟ですよね~。
僕が16歳のときなんて女の子のことで頭がいっぱいでした。

未来に残したい本、題して『BOOK TO THE FUTURE 2』では、原田マハ『暗幕のゲルニカ』を紹介しました。
2001年、NY。近代美術館のキュレーター八神瑤子が、イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後に、本来あるはずのピカソの名作「ゲルニカ」に暗幕がかけられていることに驚愕します。
“誰かが意図的にピカソのメッセージを隠した!”
八神は米国が戦争に介入していくのを見て、ピカソ展をMOMAでやることを企画します。一方、1937年のパリ。ピカソは母国スペインのゲルニカが空爆されたことに憤慨します。そして世紀の問題作「ゲルニカ」に着手するのです。
最後のオチ含めて、本当に面白い作品でした。オススメです!
詳しくは、書評サイト『シミルボン』にアップしたので良かったら読んでみて下さい。

https://shimirubon.jp/columns/1696368

自分の音楽的ルーツを深堀する『BACKGROUND MUSIC』では、Erykah Baduを紹介しました。
テキサス州ダラス出身のネオソウルシンガーです。97年のデビューアルバム『バドゥイズム』は衝撃でした。よくジャズの女王ビリー・ホリデイにたとえられることが多いですが、歌唱法がちょっと似ていると感じるだけで、エリカの方がより男性的に感じます。オリジナリティがハンパじゃなく、MISIAの『Everything』のカバーは秀逸でした。
ただ、JFKが暗殺された場所で全裸になって撮影して起訴されたことは意味不明でした(笑)オリジナリティも行き過ぎると捕まりますね。

今日のBから始まる『B-STYLE』は、Baggageでした。
荷物はいつでも少なめ! なんなら限りなく手ぶらでいたい。両手があくのが好きなんですよね。あと“何かがないとできない”という状態が嫌で、いつでも「裸一貫でやってやんぜ!」という才能に憧れているところもあります。
みなさんはどうですか? 荷物多い? 少ない?

さて、次回の放送は8/28(水)になります。→マイケル・ジャクソンの誕生日前日!
(ディレイ放送は翌週の土曜日15時から!)

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あなたの貴重な一時間が、僕のラジオを通してまた素敵になりますように。
これからも音楽や本が楽しく響いてくる番組を目指します!

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KURO