KURO「RADIO NEXUS」7月24日放送後記
RADIO NEXUS、水曜日を担当するKUROです。
冷房より除湿で部屋を冷やす男です。
さて、今回番組の冒頭で朗読したのはこちら。
【仲間や身内に聞けば、褒めてくれるかもしれないが、それは単なる慰めと考えなくてはならない。しかも他人は決して本当のことを言ってはくれない。役者殺すにゃ刃物はいらぬ、ただめちゃめちゃに褒めればいい】
(児玉清『負けるのは美しく』より)
怖い言葉ですね。キャリアを積めば積むほど戒めないと。。
児玉清さんって「アタックチャンス!」の印象が強いですが、ものすごい読書家で。なんと翻訳が追いつかない洋書は原書で読むほどの強者です。だから文章も抜群に面白い。見識と見聞がギュウギュウに詰まっている感じ。金言も多数です。
特にタイトルにある『負けるのは美しく』。いいですね~。誰だって“誰かには敵わない”。じゃ、諦めるのか? いや、だったら“一生懸命やって美しく負けよう”。ここに児玉清さんの美学を感じます。オススメです。
未来に残したい本、題して『BOOK TO THE FUTURE 2』では、沢野ひとしの『東京ラブシック・ブルース』をご紹介しました。
僕はカントリーミュージック、あんまり詳しくないのですが、これを読むとビートルズ以前、グループサウンズとかが台頭する前の日本の音楽シーンがわかります。ジミー時田とマウンテン・プレイボーイズというアメリカ人にも負けないカリスマグループがいたこと。そこにドリフターズを結成する前のいかりや長介(ベース)がいたこと。米軍キャンプでの演奏がどれだけ日本のエンターテインメントの礎を作ったかということ。そういった過去の偉人の点と点が今に繋がっているんですね。ジャンルとか関係ないですね。まだまだ知らないことたくさんありました。
あと古い本なんですが、著者の文章が読みやすくて僕好みでした。それと現代とは違って男女関係がまだ初々しくて、その辺はキュンとしました。オススメです。
自分の音楽的ルーツを深堀する『BACKGROUND MUSIC』では、レゲエの神様、ボブ・マーリーを紹介しました。
僕が初めてボブ・マーリーと出会ったエピソードなど話しました。思えばあの時の友人はなかなかセンスがありました。だって中学生ですよ。インターネットとかない時代。あのときは曲を調べるだけでも難儀したな~。店員の前で歌ってみたり(笑)でも、だからこそ見つけたときは宝物のようでした。
ボブ・マーリーのベスト盤『Legend』は外れ曲一つもありません。ぜひ「うたパス」アプリで聴いてみて下さいね!
今日のBから始まる『B-STYLE』は、帽子でした。
またしてもローマ字からの無理やり『B』(笑)
ま、帽子はわりと被る方なんですが、セットが面倒臭いからって意味の方がデカイです…。個人的にはNEW ERAの帽子があまり似合わない気がして。なんとなくキャスケットとかハンチング。もしくは、深めのキャップの方が好みですね。不思議なもので帽子ってジャンル感出ますよね。
さて、次回の放送は7/31(水)になります。(ディレイ放送は翌週の土曜日15時から!)
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あなたの貴重な一時間が、僕のラジオを通してまた素敵になりますように。
これからも音楽や本が楽しく響いてくる番組を目指します!
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KURO
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