KURO「RADIO NEXUS」6月26日放送後記

RADIO NEXUS、水曜日を担当するKUROです。
マイケルの命月ということで、色んなところで作品を耳にして嬉しいこの頃です。

さて、本日番組の冒頭で朗読したのはこちら。

【力を誇示する男たちは、自分に理解できない、自分の支配力が及ばないエネルギーが怖いのだろう。それなら私は一生、この「キャアア」という叫びの側にいよう】

(湯川れい子の『音楽に恋をして♩』)

音楽評論家であり、作詞家であり、女優としても活動していたことがある、スーパーウーマンです。アン・ルイスの『六本木心中』とか、ラッツ&スターの『ランナウェイ』を作詞した人と言えばピンとくるでしょうか。

今度の日曜日(6/30)に、高山広さんの一人芝居でご一緒させて頂くのでピックアップさせてもらいました。ビートルズの来日時のインタビュー、エルヴィスへの愛、マイケルとのエピソードなど。(今はコリー・ハートに夢中!)とにかく生きる伝説です。信念に基づく行動力にはいつも感服します。好きなものを好きだと言い、曲がったことを嫌い、音楽愛のみならず世界平和のために真剣に考えて行動されています。男はつい論理的で頭でっかちになってしまいますが、湯川さんのミーハーであることの大切さは本能をくすぐられます。
物事を、もっと心で感じることって大事ですよね。

未来に残したい本、題して『BOOK TO THE FUTURE 2』ではこちらをご紹介しました。

山田悠介『僕はロボットごしの君に恋をする』

人口知能AIが将棋界の名人を破ったり、フェイスブックのチャットボットが突然、人間には理解できない言語で話し始めて緊急停止したというニュースが世間を騒がせたり、ちょうど世の中がAIで話題になっていた頃に出た作品です。果たして、”人形型ロボットと人間の恋は成立するのか?”という。

山田悠介の作品は毎回設定が面白いですよね。それと、ファンタジーのようで時代を読み取る力というか、タイムリーなものが多いです。機を見るに敏なんですね。(『その時までサヨナラ』も東北の震災を予期していたしね)

この先どれだけ科学が発達するか分かりませんが、たとえ何億通りもプログラムしても、”深いところでAIと人間の恋が成立する”って不可能なんじゃないかな〜。人間側に情は生まれてもね。やはり予想できないことが人間だし、バグることが個性ですし、僕らって想像している以上に霊感で人と接したり、情報をキャッチしていると思うんですよね。みんなはどう思いますか?

自分の音楽的ルーツを深堀する『BACKGROUND MUSIC』では、命日ということで改めて

マイケル・ジャクソンを紹介しました。

そもそもマイケルをこの数分で語り切ることが不可能です(笑)

なので、いわゆるマイケルの歴史みたいなことは僕がここで説明する必要もないのかなと思い、今回はマイケルを好きになってからの自分の思い出を語らせてもらいました。ムーンウォークの衝撃とか、二つ下の弟とマイケルのダンスを見せ合ったこととか、高校や大学の文化祭でマイケルを踊ってみせたこととか。まとめると、マイケルと出会ったことが、今の僕を作り、ここまで導いてくれたということです。

エンタメの世界に入ったのも、音楽も、小説を書いたのも、その道のりで出会った数々の邂逅も、すべてマイケルが僕にくれたギフトだと僕は思っています。思い返せばマイケルはいつだって人をワクワクさせてくれました。そして絶えず予想を裏切り、期待に応えてくれたエンターテイナーでした。僕もそんな感動を人に与えられる人間になりたいです。


今日のBから始まる『B-STYLE』は、ボーイスカウトです。

…そんなマイケルの熱い話から一転、だいぶ揺るい話になりました(笑)

アメリカのキャンプ場でトイレに困り、毎回(でっかい方を)漏らしていたという。。

ホント、文面で書いていても汚くてスンマセン。でも、パンツ切らしてあのピンチをふんどしで切り抜けた僕って、なかなか凄いでしょ。人って追い込まれると火事場のクソ力が湧くものです。クソだけに。

さて、次回の放送は7/3(水)になります。

(ディレイ放送は翌週の土曜日15時から!)

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あなたの貴重な一時間が、僕のラジオを通してまた素敵になりますように。
これからも音楽や本が楽しく響いてくる番組を目指します!

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KURO